朝起きるとまだ外は暗く、冷たい空気に吐く息が白くなる。
寒さの厳しい冬がやって来ました。
なかなかお布団から出にくいこの季節、部屋を暖めても手足の冷えがとれなくて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
また楽しいイベントの多いシーズンですので、風邪をひかないようにしたいですよね。
自然のエネルギーとの調和によって健康に近づける予防医学のアーユルヴェーダでは、どのような冬の過ごし方を推奨しているでしょうか。。
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冬の始まりは〝ヴァータ″
〝ヴァータ″とは、風と空間のエネルギーの事をいいます。
空と風の元素からなり、その性質は、軽質、冷質、乾質、粗質、動質が特徴です。
冷たい北風や乾燥した空気などで、植物が枯れていく力です。
体においては、運動/呼吸/排泄、神経の刺激伝達、心拍や筋肉や細胞組織の働き、
そして全身のバランスをコントロールしています。
〝ヴァータ″の影響を受けて出てくるサインは、
身体の冷えによって体調を崩しやすい、肩凝り、発熱、頭痛、関節痛、便秘などです。
髪や肌がパサパサ乾燥したり、シワができたりもします。
また眠りが浅くなったり、気持ちの落ち込んでしまったり、メンタル面も不安定になります。
この〝ヴァータ″の性質が増えるような、サラダや冷やした飲料を取り入れると、
冷性が強くなり、身体へのサインも強く出てくるのです。
逆にこの性質を控えることでバランスをとっていきます⇩(つづき)
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